202510.01
「いのちの大切さを学ぶ授業」講演会を実施しました。【看護科・看護専攻科】
この度、本校看護科及び専攻科を対象に「いのちの大切さを学ぶ授業」講演会を9月30日(火)コラッセふくしま 多目的ホールにて実施いたしました。
将来、尊い命を預かる生徒たちが、命の尊厳を深く考え、犯罪被害者支援への理解を深める貴重な機会となりました。
本講演では2001年に大阪教育大学付属池田小学校児童殺傷事件で当時小学2年生だった愛娘さんを亡くされた本郷由美子様よりご講演をいただきました。現在はご自身のご経験をもとに、グリーフケアを専門的に学び、事件や事故の被害者、被災者、身近な人を亡くした方、障がいをお持ちの方など多様なかなしみに寄り添う活動やグリーフケアを広める講演や研修を通し、いのちの重さ・大切さを伝えられています。
講演の中では、事件の痛ましい全容を聞き、生徒たちは時折涙を流しながら講師の話を聞いておりました。また、講演では「当たりまえの幸せ」についてのお話があり、「いってらっしゃい」「おかえり」を交わすことが出来る幸せ、普段の生活ではなかなか意識できない幸せとは何かについてのお話があり、いのちの大切さと尊さについて深く考える機会となりました。
ご講演をいただきました本郷様には、改めて心からのお悔やみを述べるとともに、大切なお子様のお辛いご経験を、私たちの学びに繋げてくださったことに心から敬意を表し、看護を学ぶ者・教育に携わるものとして心に刻み生活をしていきたいと思います。
