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大学出張講座「東日本大震災の語り部の話+震災学入門」

2017年10月05日(木)

 10月4日(水)の5、6時間目に、命のかたりべ・高橋匡美さんと東北学院大学教養学部教授の金菱清先生をお招きし、「東日本大震災の語り部の話+震災学入門」という題のもと出張講座が開催されました。特別進学コースの1~3年生と看護科2年生が参加し、お二人のお話に熱心に耳を傾けました。
 前半は金菱先生より、「私たちは死(者)に対してどう向き合っているのか」「死んでもつながる気持ちとはどういうことか」というテーマでお話がありました。漫画や小説などを例に出しながら身近な話題として説明して下さり、生徒たちも興味深く聞くことが出来ました。
 後半は高橋匡美さんの東日本大震災での体験談をお聞きしました。講話の合間に、自分の大切なもの(「形のある大切な物」「大切な活動」「形のない大切なもの」「大切な人」)を紙に書き込み、それらを順番に破り捨てていくという疑似喪失体験というプログラを行いました。最後の一枚は自分にとって一番大切なものが書かれている紙で、それを両手で握りしめた後に一番細かく破りました。その途端、ボロボロ涙を流す生徒も多く見られました。
 髙橋さんが「今日と同じ明日は来ないかもしれない。だから『明日は奇跡』なのである」とおっしゃっていた言葉がとても心に残りました。講座後、生徒からは「明日はいつもの通りに来ると思って暮らしていたが、しっかり一日一日大切な人、大切な物を守っていこうと考えを改めようと思った」「今、当たり前に生活できることに感謝して、毎日をより大切にしていきたい」「心が張り裂けそうになったが、目を背けてはいけないと感じた」「どこか他人事のように考えていたが、考えを改めようと思った」など、目の前にある大切なものを大切にしようという気持ちがより強く芽生えたようでした。そして、「早く弟に会いたい!」「家に帰りたい!」という声も聞こえてきました。
 震災から6年半。生徒たちの心の中に、新たな価値観が生まれた瞬間となりました。高橋さん、金菱先生、本当にありがとうございました。

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