学校法人
東稜学園

福島東稜高等学校

インターアクトクラブ（提唱クラブ：福島ロータリークラブ）では、毎年国際理解活動の一つとして語学研修や異文化理解に関する講演を企画し校内で実施しています。今年は国際教養大学名誉教授 勝又美智雄先生が来校され、『国際的に活躍するために必要な英語力とは』という演題でお話をいただきました。会場にはインターアクターのほか、英語や国際理解に関心のある生徒達がたくさん集まりました。

勝又先生は日本経済新聞社社会部記者、東京外国語大学非常勤講師として活躍された後、秋田県の公立大学法人 国際教養大学の設立に携わり、教授として12年間お勤めになられました。現在はグローバル人材育成教育学会会長をされています。講演では、「真のグローバル人材とはどういう人間か」「本当に必要な英語力とは」という問いを基に、英語ができる＝グローバル人材というわけはなく英語で話す内容・中身こそが重要であること、他者に対しその人の良いことを見つけ評価し、励ますことが大切ということ、仕事では一流（人並みで満足しない）を目指すこと等、生徒達にとってこれからの生き方や学び方を考えるヒントとなるお話しをしていただきました。後半は生徒から質問が上がり、勝又先生がお勧めの英語学習法を聞きました。現在は英語の学習教材や機材が様々ありますが、とにかく自分が興味関心を持ったものから入って行くことが一番効果的ということです。

勝又先生の著書『最強の英語学習法』（IBCパブリッシング）にはグローバル人材や日本の英語教育に関する意見、日本の近代化に貢献した「英語」先駆者列伝が書かれています。図書室にも入りましたので、生徒の皆さんはぜひ読んでみてください。